2015年10月16日

沖縄戦後70年(272)

沖縄戦後70年(272)
■佐藤首相の沖縄百万同胞に贈る言葉(3)
 昭和44年11月21日
  内閣総理大臣 佐藤栄作

沖縄は長い間、独自の経済単位を形成し、繁栄してきたのでありますが、本土復帰後は日本経済の中に統合され、その一環としての役割を担うことになるのでありますから、私は当面の措置として、本土復帰に際し沖縄経済が急激な変動をきたさないよう、沖縄の特殊性を考慮した特別措置ないし過度的経過措置について検討を加える一方、長期的には日本経済の一環としての沖縄経済の新たな役割を探求し、沖縄の長期開発構想を樹立して、沖縄経済の振興に努力するつもりであります。

最後に、沖縄の祖国復帰対策を樹立するにあたり、沖縄住民の意思を国会に反映させることの重要性を私は痛感しております。

私はこの機会に、琉球政府及び沖縄住民の方々が沖縄の本土復帰に備えて、一致協力して総意と工夫をこらし、明日の沖縄県を築くため英知を結集されることをお願いするとともに、沖縄の祖国復帰という世紀の大事業が、本土と沖縄の官民一致の協力によって立派になしとげられるおとを信じて疑いません。

沖縄の施政権返還について日米両国の合意が行われたこの記念すべき秋に当たり、私ははるかに沖縄百万同胞の皆さんに思いをはせ、つつしんでおあいさつを申し上げる次第であります。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| 歴史の証言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする