2015年10月22日

■『権力を手にする法則』

■『権力を手にする法則』

タフな世界だからこそ、力を持つことと賢く使うことが組織で生き延びられる。地位を手に入れるのも、仕事を手に入れるのも多くの場合ゼロサムの世界である。

ジム・コリンズは、人生に必要不可欠な指南書として、ジェフリー・フェフアー『権力を握る人の法則』を大推薦する。

面白い本だ。なぜあなたは「権力志向になるのか」。「頭がいいから大丈夫・・・大きな間違い!」と指摘する。

立身出世して、人の上に立ち、「権力」を手にするためには何をどうすればいいのか? いくら仕事ができても昇進できない人もいる。世の中、公正・公平ではない。

コネの作り方、人脈の開拓法、権力者らしい話し方、周囲の評判をあげる方法、不遇の時代のやり過ごし方・・・を伝授する。

ジェフリー・フェフアーは、「自分の仕事ぶりについて考えるとき、確認すべきことがある」という。それは、自分の行動や発言、そして仕事の成果は上司をいい気分にしているか、ということだ。自分が満足しているという意味ではなく「上司が自分に満足しているか」という意味である。これは地位を確保し、さらに上へ行く確実な方法とする。

肯定的な意見を聞き、否定的な意見を煙たがる「自己高揚動機」に警鐘を発する。誰でも自分を変えられる、客観的に自分を評価する。自分を見極める大切さに触れる。

頭が良くても出世できない。権力を手にする七つの資質、どうやって出世街道に乗るか、出る杭になれ、と著者は指摘する。

役に立つ強力な人脈づくり、権力の代償、権力者が転落する原因、権力闘争は組織とあなたにとって悪いことか、権力論を知るうえで欠かせない。村井章子さんの翻訳はさすがである。読者の共感を誘う。秋の夜長に薦めたい。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:06| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする