2015年11月19日

■成功する人の直観力

■成功する人の直観力

一流の人は、行動的で果敢な動きをする。行動は力があってこそ、状況を切り開いて次の段階へ推し進めることができる(渡部昇一『自分の壁を破る人 破れない人』)。

著者の渡部さんは明治維新の頃の志士たちの事例を掲げる。歴史から学ぶヒントがある。生きるにはちょっとした技術が必要だという。引用して紹介する。

「幕末に長州藩はイギリスのロンドンに4人の留学生を送った。その中に伊藤博文と井上聞多(馨)がいた。ところが彼らがロンドンにつくや否や、馬関戦争が起こった。1863年外国船に対して砲撃した長州藩への報復措置として、翌年外国船が下関を攻撃した」

「この知らせをロンドンで聞いた留学生たちは、どのように行動したか。伊藤と井上は、外国の力を知らずにこんなことをやっていたのでは、今に日本は大変なことになってしまう、という危機感をつのらせ、すぐさま帰国する」

「帰国後伊藤博文と井上聞多(馨)は、明治維新の激動の中に身を置く。
残りの2人は、ロンドンに居残った。帰国した後は珍重がられたが、明治の元勲にはならなかった。井上は長州藩の意見を変えた。その後、山内容堂が徳川家との連合政権によって京都の御所会議(1867年)においても容堂と刺し違える気迫を見せて公式合体派の狙いをつぶし、明治維新の起爆剤の役割を果たす」

「井上は維新後、新政府の大蔵大輔となって財政に関与し、その後第1次伊藤内閣において外務大臣を務める。

渡部さんは「ボルテージの高低によって、人生の成功、不成功が決まる」という。「これは放っておけない」「これは大変なことだ」という直感力が必要だという。

直感力が行動につながるものは、「何を見、何を感じるのか」にかかっていると説く。同じ直感力でも「ボルテージが高い人間と低い人間とでは、見えるものが全く違う」・・・なるほど。秋の夜長に時間が過ぎ去るのを忘れてしまった。興味を引き付ける文章もいい。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:03| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする