2015年12月09日

■普天間移設問題の増悪(14)

■普天間移設問題の増悪(14)

1999年11月19日、第13回沖縄政策協議会。沖縄知事・稲嶺恵一は青木幹雄官房長官(沖縄開発庁長官兼務)をはじめ各大臣を前にSACO合意事項実現と振興策についての配慮を要請した。

特別調整費について新たな事業として、沖縄の特性を活かしたフアッション産業の支援事業、リゾートコンベンション施設の景観創出事業及び沖縄・ハワイ連携委員会開催事業について検討をお願いした。

北部地域について、県全体の一体的な発展を目指すうえで、北部地域における定住条件を整備し、活力ある地域として振興を図ることが県政の重要課題と発言。稲嶺知事が辺野古受け入れ表明(11月22日)3日前の出来事だ。基地受け入れと振興策リンクの起点となった。

稲嶺恵一は更に言葉をつないだ。この課題解決に国の特別の支援を賜りたいと。北部地域の振興策について国、県、地元市町村が一体となって検討及び調整を行う場について、配慮をお願いした。

米軍基地の整理縮小を具体化するためには、SACOの合意事項を実現させることが現実的で実現可能な方法であると認識している。米軍基地の整理縮小を図ることは、県政を預かる者の大きな責務であると述べた。

稲嶺恵一は辺野古受け入れの胸の内を明かした。普天間飛行場については、多くの県民の願いは無条件に返還することであるが、現下の国際情勢に鑑み、県内移設という苦渋の選択をせざるを得ないとの考えを全閣僚の前で述べた。辺野古受け入れを約束したのである。特別調整費、北部振興事業について要請したことで基地と興予算はリンクするようになり、2000年度に北部振興事業が芽だしする。

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次回以降は稲嶺恵一知事発言の続編と青木幹雄官房長官の記者会見要旨について掲載する。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:03| 米軍基地・評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする