2015年12月10日

■普天間移設問題の増悪(15)

■普天間移設問題の増悪(15)

普天間移設先について、沖縄知事・稲嶺恵一は早く移設候補地について選定するとも述べた。そのためには、国による普天間飛行場の跡地促進のための新たな制度や移設先の振興を図ることが不可欠と述べ、北部振興策の実施をにおわせた。

跡地利用の円滑な促進について国家プロジェクトの導入を含む事業への積極的な参画が不可欠であると述べた。

これらのことが円滑に推進できるような法制の整備及びこれに依拠した国の方針を示していただくことが重要であると考えているとも述べた。

政策協議会で稲嶺恵一が求めたポイントを掲げる。
1.跡地の再開発が迅速に行われるよう総合的な調整機能と機能を有する組織を設置していただきたい。
2.迅速かつ的確に跡地開発業務を推進するために、跡地利用事業・関連諸事業を担当する人材や事業資金などの資源の優先配分、資金ソースの工夫等の措置を賜りたいことの二点である旨発言した。

併せて「沖縄県における駐留軍用地の返還に伴う特別措置に関する法律」の改正及び「駐留軍従業員の継続雇用」についての配慮をお願いした。

普天間飛行場の移設先については、新たな負担を伴うことから、地域の活性化及び発展につながる産業の振興、雇用の促進等の振興策を総合的な観点から取り組みことが不可欠であり、国において明確な方針が示されることが必要であると述べた。

地元の要望を踏まえた具体的な事業を実施するための国・県・地元の一体的な仕組みについてしかるべき措置を求めた。これらのことについて、国において明確な対処方針を示していただき、早い時期に移設候補地の表明をしたいと述べ移設容認を約束した。それから3日後の1999年11月22日、沖縄知事・稲嶺恵一は、普天間飛行場の移設候補地として「キャンプ・シュワブ沿岸沖」に海上基地受け入れを表明したのである。

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次回は沖縄知事・稲嶺恵一発言を受けて官邸で記者会見した青木幹雄官房長官会見及び質疑内容を掲げる。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:51| 米軍基地・評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする