2015年12月22日

■普天間移設問題の増悪(23)

■普天間移設問題の増悪(23)

普天間移設代替案は紆余曲折した。当初、日本側が提案したのは、キャンプ・シュワブ内陸案だった。国道329号線より山側の演習部分を想定。山を切り崩し、滑走路2000メートルを1500メートルに縮小して整備する予定だった。理由は建設場所が基地内であり、基地の外に新たな施設をつくらなくても済むというものだった。反対派の妨害が防げることも理由に掲げた。

日米地位協定で基地内は米国の専管事項である。地元の同意が不要であること、工期が確実に完成できるという考え方を示したのだ。

これに対して米側は反論する。飛行と射撃訓練が交差し、危険であり反対したのだ。キャンプ・ハンセン内の都市型訓練施設問題が発生し、日米協議は難航する。

キャンプ・シュワブ内陸案の問題点として@地元や県が反対している、Aヘリの飛行経路が集落上空を飛行することへの懸念、B危険性や騒音への反発が強い、C森林伐採による環境問題、D工期内完成が不透明

米側はリーフ内縮小案を提案する。現行の規模を縮小し、リーフ内の辺野古吉崎より浅瀬埋め立てを提示し、新基地を建設するというものであった。

防衛協会北部支部が動いた。独自の案をまとめたのだ。この案は米側が賛成する。水深が4〜5メートルと浅く、基本計画で10年以上かかる工期が5年前後に短縮できるというものだ。岸本建男名護市長は容認をにおわせた。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:02| 米軍基地・評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする