2016年07月05日

■人生の重荷とどう向き合うか?

■人生の重荷とどう向き合うか?

久しぶりに書店をはしごした。高橋佳子『人生で知りたかったこと』に出会った。手元に高橋さんの『千年の風』があるが人生のバイブルである。私の人生に灯(ひ)をともしてくれる。

『人生で知りたかったこと』。本の帯書きには、ほんとうの自分はどこにあるのか? 人生の目的は何か? 今どう生きたらいいのか? 誰もが一度は抱いたことのある人生の疑問─。興味を吸い込む。

目次が面白い。なぜ、ビッグクロスの時代なのか? あなたの拠り所は何か。現代社会を生きる私たちに投げかけられているのは、何よりも「中心」を取り戻すということである。

私が最も関心を示したのは『人生の重荷とどう向き合うか?』という項目である。貧しい生まれ育ち、思いだしたくない過去、理不尽な現実、動かしがたい重荷をどうすればいいのか。重すぎる過去との向き合い方とは・・・。

貧しかった沖縄の過去を思い出した。小学時代の沖縄の貧困生活を思い出した。貧困率全国一。沖縄タイムス、琉球新報の連載にもあったが『なぜ、こんな親の下に生まれてきただろう』。

2016年4月1日、私は沖縄タイムス論壇に『沖縄に深く根付く貧困』を投稿したところ、数名の方からメールがあった。子供は親を選べない。親が貧困なら子供の教育と将来に影響する。しかし、子供は境遇を背負って生きなければならない。

沖縄の現実に眼を転じてみたい。どうして、この土地に生を受けたのか。戦後の沖縄の人々は動かし難い重荷を受けて生きてきた。米軍基地に土地を奪われ、受け入れがたい過去を背負い、米軍の事件・事故に悩み、運命を呪いたくなるほどの重い過去が現在も続く。

忍従の沖縄に根付く『貧困家庭』。貧しさ、争いの絶えない家庭、両親の離婚、貧困ゆえに才能を伸ばすことのできない環境。理不尽な米軍基地の重荷。

深い絶望や悩み。それにどう応えて生きればいいというのか。沖縄に生きる者として時代の波頭で考えてみたい。

私にとって『人生で一番知りたかったこと』とは何か。じっくり考えてみたい。


posted by ゆがふ沖縄 at 00:22| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする