2016年08月16日

旧盆「ウンケー」

旧盆「ウンケー」
〜魅力アップの自治会活動〜

8月15日から17日まで、沖縄は旧盆である。15日はウンケー(お迎え)で精霊を迎える盆入りの行事。私は1974年6月23日、手術の失敗で9か月になる次女を失ったが、旧盆行事の精霊のウンケーを迎えることができた。

人間の運命は不思議なもので、生まれて100日記念の日に南部戦跡にいったがその翌年の6月23日、慰霊の日に亡くなった。

当時、私はある病院の医師の処方に疑問を感じ、沖縄タイムスの「茶飲み話」に投稿した。投稿内容は「医は仁術なり」というタイトルで、密室での医療行為は自閉の砦であり、それに触れることはタブーであったと悲しみを抑えることができず、人間の命について書いた。返還直後の沖縄には専門医がいなく、臨床実験的要素が強い脳外科手術であった。

6月23日の「沖縄慰霊に日」と「旧盆のウンケー」は、私にとって人間の「命」を考える日である。

小さい仏壇の掃除をし、位牌を清めた。祖先の仏壇にも手を合わせた。生まれたころの写真を見ると涙が止まらない。小学2年の孫が訪ねてきた。旧暦7月13日は、沖縄は各家庭で「精霊」を迎える日だよ、と説明するとうなずいて聞いていた。

私が住む那覇市の集落は高台にある。毎年、「旧盆のウンケー」はエイサーが行われる。地域の伝統行事として祖先を大切にし、共同体意識が盛り上がる。文化の香りがする集落であり、琉球王国時代から地域独特の芸能、棒術、エイサー等が数百年も続いているという。

私は地域が持つ集落の文化に誇りを持っている。私が住む集落は「文化が自立」しているからだ。沖縄振興一括交付金で、歴史遊歩道が整備されつつある。地域文化を大切にし、若者が元気で盆行事を展開する。住民と伝統文化が融合する。

那覇市内でも活性化のある集落で、地域と人間生活の在り方が色濃く感じられる。主体的な地域の価値が、住む人々の連帯が根付いている。地域の伝統文化の香りがする集落で、魅力アップの自治会活動は住む人々の心を豊かにさせる。 三線と沖縄の唄が天空に響く。文化が地域を盛り上げる。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする