2016年09月06日

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(14)

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(14)
1971年10月〜12月:第67国会(臨時会)
●沖縄返還協定特別委員会
●沖縄及び北方問題に関する特別委員会

■サンクレメンテ会談でアメリカ側も尖閣列島は日本の領土として返すべき範囲だということを明確に認めたと受けとってよいか。

(福田外務大臣)
返還協定で緯度、経度を示して返還されるべき施政権の区域は決まっている。その中に尖閣列島は入っている。しかもその尖閣列島には米軍の射爆施設がある。

それは今回の協定の付属文書によってわが国から引き続いてアメリカに提供することになっている。従って、条約上アメリカが尖閣列島はわが国の領土であるということを認めたことは議論の余地がない。だから、サンクレメンテ会談であらためて話が出るような性質のものではなかった。

■尖閣列島に関する事態はきわめて明確になっていると受け取っている。にもかかわらず、アメリカがいわゆる中立の態度の発言をしていることは、日米両国のためにも好ましいことではないと思う。

総理あるいは外務大臣が日米間の今後のためにも、アメリカがこの際責任ある態度をとるよう申し入れた方が良いのではないか。

(福田外務大臣)
アメリカにお願いして領土権の確認をするという性格のものではないと思う。条理上わが国のものである。だから、もしこれに違った見解の表明がアメリカによってなされるというなら抗議するが、お願いして見解を求めるというものではないと理解する。

■尖閣列島について、中国が国連に対し領有権を主張する文書が提起されたが、わが国としてはこれに対しどういうふうに領有権を主張していくのか。

(福田外務大臣)
尖閣列島がわが国の領土であることについては、一点の疑いもない、北京政府も言いだしたことは心外に思っている。

国連で中華人民共和国の方からサーキュラーが回されたという通知を受けた。これをほっておくわけにはいかないから、わが国もそれに対する内容のサーキュラーを回すことにしておるが、しかし、これは荒ら立てないほうがいいと思っている。荒ら立てないような措置、これは国民政府側に対しても要請している。

posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする