2016年09月07日

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(15)

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(15)
1971年10月〜12月:第67国会(臨時会)
●沖縄返還協定特別委員会
●沖縄及び北方問題に関する特別委員会

■返還後の沖縄に、核兵器を搭載したポラリス潜水艦寄港の申し入れがあり
日本がノーと言えば、日米共同声明七項の沖縄の施政権の返還は米国が負っている国際義務の効果的遂行を妨げるものではないという、約束に抵触するのではないか、と反論してきた場合どうするか。

(福田外務大臣)
いかなる場合においても、核兵器の持ち込みに対しては、ノートいうことを責任を持って申し上げる。

■返還後沖縄の基地からベトナムに、アメリカ空軍が直接戦闘作戦行動として出撃することはあり得ない、事前協議の対象にもならないのだ、と理解してよいか。

(福田外務大臣)
ベトナム情勢によって返還協定が変更されるような事態は予想していない。返還後は沖縄全体がわが国の施政権に入るのであるから、自由出撃ということはあり得ない。自由出撃の際は事前協議の対象とする。

■万一沖縄からベトナムへの直接出動について事前協議の要請があった場合、ノート言えるのかどうか明らかにしていただきたい。

(福田外務大臣)
現実の問題として、そのような事態は予想できないところであるが、仮にベトナム出撃が事前協議の対象として議論されるという際に、わが国としては、ああいう遠隔な地域の問題でわが国に火の粉をかぶる事態にはならないと思う。

従って、そこに対する出撃はノーだと思う。ただ仮定の議論であるが、ベトナム戦が非常に大規模なものに展開し、日本にも火の粉がかぶりそうだという際には、イエスという返事があるかもしれない。



posted by ゆがふ沖縄 at 00:04| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする