2016年09月21日

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(25)

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(25)
1971年10月〜12月:第67国会(臨時会)
●沖縄返還協定特別委員会
●沖縄及び北方問題に関する特別委員会

■毒ガスの撤去でもあれだけの大騒ぎがあったのであるから、核撤去作業は大変なことだと思う。ところが米軍の動きはそれ程でもないということである。

ロジャーズ書簡が出ても何か疑惑をぬぐうわけにはいかないが、5月15日までにこういう形で核が撤去されたというように国民に納得のいく説明がほしいと思うが、その点どうか。

(福田外務大臣)
核問題はアメリカでは非常に大事な扱いをしており、核があるとかないとか、どういう手順で移動されたかということは明らかにしたがらないのである。

従って核抜きの問題は、アメリカの信義にまつよりほかないと考えている。ただ、毒ガスの場合は慎重な配慮がいるが、核の場合は非常に簡潔な移動が可能であるとのことであるので、アメリカは責任を持って日本政府への約束を実行すると思う。

■5月15日の返還の際、沖縄の核抜きの確認はどういう形で行われるか伺いたい。

(福田外務大臣)
ロジャーズ国務長官が大統領の命令により、核抜きの約束が完全に履行された旨の書簡を外務大臣あてに発出する、こういう形で核抜きが明確にされることになっている。

■沖縄にあるとされている核兵器の撤去の状況についてアメリカ側からの報告を受けているのか。

(福田外務大臣)
沖縄の核については、国会の決議もあるので、サンクレメンテにおいてわが国の核に対する考え方を述べた。これに対しニクソン大統領も深い理解を示し返還の時点においては、沖縄はもとより本土にも、また将来にわたっても核がないということを明らかにした。こういうことになっているので、我々はそのように必ず実行されるであろうと考えている。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:20| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする