2016年10月12日

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(38)

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(38)
1971年10月〜12月:第67国会(臨時会)
●沖縄返還協定特別委員会
●沖縄及び北方問題に関する特別委員会

基地に関する了解覚書F
■沖縄に残留する米軍と本土にいる米軍との関係、例えば、空軍は第五空軍が管轄している。陸軍も海軍も独立していたと思う。今後も沖縄に残る米海軍あるいは海兵隊というのは、在日米軍と司令部と関係なく任務を継続するのか。

(防衛庁久保防衛局長)
空軍は変わらない。第五海軍が府中にいるのでその傘下になる。陸軍については、沖縄にある米陸軍司令部及び非常に大きな補給部隊である第二兵站コマンドは、解体統合されて沖縄米陸軍ベースコマンドとなり、在日米陸軍の傘下に入る。

海兵隊の関係は、第七艦隊の指揮下に入るということになり指揮系統は従来と変わらない。

海軍は、第七艦隊の指揮下にあるものか、もしくは在日海軍司令部の指揮下に入ると思う。

基地の縮小@
■政府は基地は縮小されると言っている。しかし、沖縄全県において基地の占める率は14.8%から12.3%になるにすぎない。これがあなた方の言う本土並みの実態であることを、よもや否定はされまい。

(佐藤内閣総理大臣)
基地の問題については、本土と比べてかなりの密度の濃い基地が存続されることになる。政府としては復帰後も、現地の要望等を念頭におきつつ、その整理統合に取り組む所存である。

■異民族の支配のもとにすっかり変えられた沖縄、それをなぜ変えられなかったかということを、そこの点が明確にならなければ県民は納得しない。なぜ基地の機能を縮小できなかったか。

(佐藤内閣総理大臣)
現在の日本本土における米軍基地、縮小された基地、それを考えながら今日までこの縮小の状態に到達するまでに一体何年かかったか、これはずいぶん長い間かかっている。

この状態を同じようにやろうというわけじゃない。基地の縮小について努力し、ようやくA表、B表、C表が決まった。それが不十分であることは、今日われわれもわかっておるから、今後ともこれについて整理統合を積極的に進めるべく努力する。これは島民の方々にも約束のできることである。私は県民の方々をあたたかく迎えて、米軍基地の縮小、整理について努力したい。

posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。