2016年11月04日

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(54)

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(54)
1971年10月〜12月:第67国会(臨時会)
●沖縄返還協定特別委員会
●沖縄及び北方問題に関する特別委員会

P3の撤去F
■現在那覇空港に駐留しているP3の問題が解決を見ていない。これは一体どうするのか、現段階で米側とどういう話し合いがされているのか。

(福田外務大臣)
那覇空港は返還時にはきれいな形で返還するという約束になっている。従ってP3の移転先は普天間飛行場になる見通しである。そこで多少問題になるのは、普天間飛行場が狭すぎるので、そこにある一部の飛行機を本土の方に移したらという意見が米側内部にあるようで、そうなるとまた本土の方で厄介なことになると頭を抱えているのが実情である。

■P3を普天間に移せば、普天間が手狭になって普天間のKC130給油機が岩国に移るというような一連の玉突き移転といわれているが、そういう一連の移転費も、その愛知・ロジャーズ話し合いの費用の中に入っているのか。

(外務省吉野アメリカ局長)
■今度のP3移転に伴って、果たして普天間のKC130が岩国に移り、岩国のP3が三沢に移るという一連の行為が起こるかどうかの点については、米側でもいろいろと検討している。しかしながら、まだわが方に対しては正式に通報してきていない。

■那覇空港からのP3の撤去の状況はどうなっているのか。普天間基地への移駐ということであったが、P3の移駐により普天間にあったKC130給油機が岩国に来る。そして岩国も手狭であるので岩国にあるP3を三沢に移転させるというような新聞報道があったが、この点について公式に米側から要請、申し入れを受けたのかどうか説明されたい。

(福田外務大臣)
那覇飛行場は返還期日である5月15日には、わが国に完全に引き渡されることになっている。またその付属書施設も引き渡しを受け、わが国の国有財産になるわけである。

そうするとP3約10機の移転先は普天間ということに大体決まったようであるが、P3が普天間に移ると狭いという話がある。それに基づいてKC130を本土の方へ移さねばならぬという事情が起こりそうだという話は聞いているが、米軍当局自体まだ考えが固まっていない。従ってまだ公式な話し合いは受けていないというのが現況である。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:00| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする