2016年12月10日

沖縄復帰特例(酒税)の政治利用(11)

沖縄復帰特例(酒税)の政治利用(11)
〜政治利用の不条理を突く〜

■復帰対策の原点「償いの心」@
1970年5月、沖縄北方対策庁沖縄事務局発足に当たり、沖縄復帰の恩人で総理府総務長官・山中貞則は、戦後沖縄の歴史認識に触れ沖縄県民に謝罪した。沖縄事務局職員に対し、「復帰対策の基本は県民への“償いの心”が原点だ」と述べ、「日本政府は“贖罪意識”すなわち“償いの心”を持って米軍統治下に終止符を打つ」と明言した。

復帰対策については、「先の大戦で最大の激戦地となり、さらに戦後引き続き四分の一世紀余の長きにわたり我が国の施政権の外に置かれてきた。沖縄県民の方々の心情に深く思いを致し、県民への償いの心をもって祖国復帰という歴史的な大事業の達成に全力を投入したい。そして沖縄の苦難の歴史に終止符を打ちたい。長い間、本土から切り離され、苦難の歴史を歩んできた沖縄県民に対する謝罪の気持ちを持って復帰対策に当たりたい。諸君も今、非常に苦しい試練の時期であるが、沖縄復帰という輝かしい未来に向かって復帰対策には万全を期して対処してほしい」。

山中大臣の言葉は職員に大きな感動と勇気を与えた。沖縄の歴史は明治12年の琉球処分、沖縄戦、戦後27年間の米軍支配下に貫かれた暗くて不幸な歴史がある。大臣訓示はこのような歴史認識のもとに復帰対策の基本として沖縄県民に「償いの心」を強調するものであった。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| 日本政府の復帰対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする