2017年06月01日

半世紀後の沖縄振興計画はあり得るのか(5)

半世紀後の沖縄振興計画はあり得るのか(5)

現在、那覇空港滑走路増設建設事業が実施されている。工事が着工されたのは2014年1月。工事完了予定は2019年12月末で、2020年3月31日、共用開始予定だ。総事業費は1903億円。

離発着の処理能力は年13万5千回から18万5千回に向上する。那覇空港の滑走路増設及び新国際線旅客ターミナルが完成すると国際物流拠点として沖縄はアジアのハブになるのではないか。アジアの成長と活力を取り組む那覇空港滑走路増設を政策のテーマに位置付けたのは沖縄経済再生の大きな原動力になる。

私は、3次振興計画の検討にあたり、沖縄振興総合調査でマレーシア、タイ、シンガポール、香港の自由貿易地域、IT調査を実施したことがある。共通して言えることは、国の活性化と発展に向けて、空港、港湾の整備を国家プロジェクトして実施していたことだ。国家戦略は経済的にも社会的にも目を見張るほど素晴らしい発展を遂げている。

マレーシアで見たものは、マハティールが民族的に安定した経済と社会的に豊かなマレーシアを創造する政治力であった。政策、政府の運用方法、システム、官僚的手続きなど、すべてを洗い直し、新しい考えや、手法を導入していた。

アジアは世界経済繁栄の基礎となっている。沖縄はアジアの価値観を取り組む優位な位置にある。那覇空港滑走路増設は沖縄自立経済の大きな挑戦と見る。アジアから学ぶべきことがあれば、喜んでそうすべきだと思っている。

全日空が、沖縄のアジアにおける地理的な優位性を活かし、那覇空港と国内外と深夜貨物便ネットワークで接続する「ANA沖縄貨物ハブ」を2009年10月から運航開始している。那覇空港の国際貨物量は成田、関空、羽田に次ぎ国内第4位だ。沖縄はアジアと日本の架け橋となる「国際物流拠点」としての実績があり、経済を発展させる権利がある。

経済はアジアへ移っている。アジアの時代をどう生きるか、沖縄経済自立のヒントがあるのではないか。

posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする