2017年07月05日

半世紀後の沖縄振興計画はあり得るのか(27)

半世紀後の沖縄振興計画はあり得るのか(27)

■返還軍用地の跡地利用[4]
〇西普天間飛行場住宅地区(キャンプ瑞慶覧)50.7ヘクタール
キャンプ瑞慶覧地区(宜野湾市部分)は、1996年12月の「沖縄に関する特別行動委員会」(SACO)の最終報告において、2007年度末を目途に返還合意。

これを受けて、地権者と行政との協働により跡地利用の検討を進め、2003年度に「まちづくり計画」を策定。

2013年4月に公表された「沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画」において、キャンプ瑞慶覧地区(宜野湾市部分)はキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)として、2014年度またはその後に返還されることが示された。

キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)は、嘉手納飛行場以南の駐留軍用地のうち他の返還予定地に先駆けて返還される大規模な地区。跡地利用の先行モデルとして、沖縄に潜在する発展の可能性を最大限に引き出すとともに、後追いで返還予定のキャンプ瑞慶覧や普天間飛行場の跡地利用をけん引する役割が求められている。

宜野湾市では、キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)の跡地利用の方向性を、「住宅系のまちづくり」から「沖縄の発展をけん引する都市機能を持つまちづくり」へと転換し、地権者と共同で跡地利用に向けた検討の具体化を進めている。

2014年4月に県・市が、2014年6月に県・市・琉球大学が「国際医療拠点」形成に向けた支援をそれぞれ国に要請し、国際医療拠点の形成を跡地利用の中心とする方向性が明確になった。

2014年度には、琉球大学医学部及び同附属病院を中心とする国際医療拠点ゾーン、普天間高校の移設を想定した人材育成拠点ゾーン、地権者の土地利用を想定した住宅等ゾーンを設定した、「跡地利用基本計画(案)」を検討。

キャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)約50.8haは2015年3月に返還。

2015年7月より内閣府はじめ関係省庁・機関などが参加、連携した協議会において、国際医療拠点構想の具体化に向けて検討中。

2016年11月より琉球大学医学部・同附属病院の用地の先行取得を開始。現在、地権者への土地の引き渡しに向けて、沖縄防衛局が不発弾探査や建物の除去を行い土壌汚染を実施中。

posted by ゆがふ沖縄 at 00:47| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする