2016年08月29日

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(8)

沖縄返還協定・復帰に伴う諸問題質疑応答要旨(8)
1971年10月〜12月:第67国会(臨時会)
●沖縄返還協定特別委員会
●沖縄及び北方問題に関する特別委員会

■1969年の佐藤・ニクソン共同声明第四項によるベトナム条項の「協議」というものはもうすでに、なされたか、それともこれからなされる予定であるのか、その場合、どいうことを協議するのか。

(福田外務大臣)
この協議の中には、返還時期の問題が一つあるのであるが、これは5月15日と決定し、動かす余地はない。

もう一つ安保適用の問題だと思うが、適用について特例を設けたいという米側の意思表示に接していないので、結局69年の声明による協議は行われていないのが実情である。残された期間にそういう協議があろうとも思われない。

■佐藤・ニクソン共同声明第四項でベトナム問題に触れている。その中で、米国の努力に影響を及ぼすことなく、その時の情勢に照らし十分協議するとの意見の一致を見ている。

この意見の一致に基づいて、返還協定締結にあたっては、ベトナム情勢等について実質どのような話がなされたのか、見解を明らかにしていただきたい。

(福田外務大臣)
共同声明第四項では、沖縄返還時までにベトナム戦争が終息しない自体であったならば、日米間で再協議しようということになっている。

しかし、ベトナム戦争は、あの声明以来漸次下火になりアメリカ大統領による撤兵計画の発表があったような状態であって、沖縄返還の時期は未確定ではあるけれども、今後の見通しとして、この条項に基づき沖縄問題に関して日米間で再協議するという事態には至るまいと確信している。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:00| 大学の窓から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする