2017年01月27日

問題を見誤った「口利き問題」

問題を見誤った「口利き問題」
〜隠れた事実「何が正しいか」〜

安慶田前沖縄県副知事が口利き問題で諸見里明前教育庁を刑事告発した。1月26日、NHKの全国放送を見て驚いた。県内のテレビ局も放映しているが、泥沼化した醜態に県民はどのように受け止めているだろうか。

県民とかけ離れたところで教員採用試験の口利き問題が司法闘争に入るのだろうか。非生産的な行政の醜態を駆り立てるのは何だろうか。

複数の具体的証言が明らかになっているが、安慶田氏は否定する。一般的な問題としての理解を欠き、その場しのぎの記者会見を見ると、安慶田氏の癖、習慣、人間の気質を映し出している。発言内容はマスコミ報道と大きくかけ離れている。

1月26日の琉球新報電子版によれば、「安慶田光男前副知事による教員採用試験への口利きと教育庁幹部人事への介入があったと諸見里明前教育長が文書で証言したことを受けて、安慶田氏は26日午前、県政記者クラブで会見し「前教育長の文書記載や同様の説明は事実ではなく、このようなつくり話で名誉を侵害され、耐え難い苦痛を与えられたことから、前教育長を名誉毀損罪で刑事告発した」という。

「諸見里前教育長は県教育庁に提出した文書で、2015年8月ごろの教員採用試験での口利きや15年1月と16年1月の教育庁幹部人事への介入について、自身が副知事室に呼ばれて依頼を受けたことや、受験者のメモを渡されたことなど詳細を告発している」(1月26日琉球新報電子版)

1月26日NHK午後7時の全国放送は、那覇地検に告発した理由を 「つくり話で名誉を侵害された」と安慶田氏の発言を流していた。

1月26日の安慶田光男前副知事の記者会見の模様を各テレビ局は放映していた。県教育庁の幹部人事を巡っては「教育関係者の要望を前教育長に伝えた記憶は、わずかながらある」と述べ、介入を事実上認めた発言が飛び出した。

前教育長は受験者のメモを渡されたことなど詳細を告発しているが、安慶田氏は「つくり話」と刑事告訴の理由を述べた。コミュニケーションの言葉としては、県民はどう受け止めるのだろうか。

ソクラテスは「大工と話すときは大工の言葉を使え」と説いたが、受け手が期待するものを知ることなく、コミュニケーションを行うことはできない。具体的証言が明らかになっているが、「つくり話」という言葉は、受け手の期待を破壊し、予期せぬことが起こりつつある、と思うがいかがだろうか。

■ドラッカー名言集に次の言葉がある。
「問題を見誤ると失敗する」
「誰が正しいかではなく、何が正しいか」

*つくり話という言葉は本質を見誤っていると思うが・・・。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:10| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月26日

口利き問題の波紋と翁長知事の言葉

口利き問題の波紋と翁長知事の言葉

安慶田光男・沖縄県副知事の教員採用試験への介入問題が全国ニュースで放映された。沖縄県のイメージダウンであり、沖縄県政を震撼させている

県幹部が最も優先すべきことは、県行政の課題への卓越性の追求ではないのか。そこから県行政への信頼と自信が生まれる。

今、沖縄県庁で何が起きているのか。「知・情」を成し遂げる手段として教員採用試験への介入、教育庁幹部人事への働きかけについての生々しい証言が出ているが、安慶田氏は「ノーコメント」で口を閉ざしている。

この現状に対して、任命責任者の翁長雄志知事は「比較がよくないかもしれないが、司法的な何かがあったときに、疑念があるからこの人はこうなんだ、というようなものではない」と指摘。「安慶田氏が実際に口利きしたかどうか確定していない」との認識を示した(1月25日付・沖縄タイムス)。

任命権者として最大の責任を持つ人の発言だろうか? これほどかばうには何がそうさせているのだろうか?

大事なものは、地位ではなく責任である。ドラッカーの言葉を思い出した。

■ドラッカー『仕事の哲学』・・・成長の責任は自分にある
成長に最大の責任を持つ者は、本人であって組織ではない。自らと組織を成長させるためには、何に集中すべきかを自ら問わなければならない。

安慶田氏は翁長知事に任命されている。あらゆることはそこから始まる。安慶田副知事の責任放棄が県民の不信感を増幅している。大切なことは地位ではなく責任である。教員採用試験への口利き、独立した教育委員会幹部人事への介入は副知事にふさわしい仕事ではない。自らの行動には責任がある。

このような対応は、人に誇れるものではない。

ドラッカーは言う。「組織は責任に重点を置くことによって発展する」。今の沖縄県政にも当てはまる。

翁長知事が果たすべき責任は、県民から信頼されることである。問題の性格を理解してほしいと思う。この不正問題を、どのように方向づけるのだろうか。県民は注目している。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:13| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月25日

教員採用試験への権力介入

教員採用試験への権力介入
〜沖縄県庁の隠ぺい表面化〜

政治家から沖縄県庁のナンバー2に上り詰めた「安慶田光男副知事」。教員採用試験への口利きが明らかになった。試験の合否へ「知・情」が入るのは許されない。

翁長雄志知事と平敷昭人教育長は詳細な情報整理がないまま記者会見で安慶田副知事の教員採用試験への介入を否定し、県民への不信感を植え付けた。幹部の情報学に疑問が増幅、県民の信頼を失ってしまった。マスコミ報道で安慶田氏は県政の混乱の責任を取り1月23日辞任した。

県政は混迷に突入している。「公僕」とは何か。県政を取り巻く環境の背後にあるのは何か。権力者に口利きを駆り立てるものは何か。

1月22日付で、前教育長・諸見里明氏が平敷昭人教育長へあてた文書が明らかになり、平敷教育長は事実関係を認めた。二転三転する平敷教育長の情報感性に疑問符が付く。

前教育長・諸見里明氏が平敷昭人教育長へあてた文書がNHKで全国放送された。県内のテレビ局のスイッチをひねると同じく放映している。沖縄県の教育の将来を考えると看過できない。

前教育長・諸見里明氏が平敷昭人教育長へあてた文書がマスコミで報道されているが、その本文を入手した。概要をブログで掲載する。
* * *
諸見里明氏は、教育の中立性から強い信念を明らかにしたと述べている。マスコミが独自取材を経てここまで報道していながら、前教育庁として隠ぺいしていいのかという道義的責任から真実を述べたと語る。副知事の「絶対否定」に「これでいいだろうか」と大きな違和感を覚えたという。

●採用依頼について
2015年に実施された教員採用試験で安慶田副知事から副知事室に来るように言われ、メモ用紙を渡された。3名の受験番号、教科、氏名が書かれ、「よろしく」と言われた。
 
2015年10月末日、副知事から電話があり、学校事務職員採用試験で「よろしく頼む」と言われた。

■人事異動への介入について
2016年1月、副知事に呼ばれ、教育庁幹部C(教育職)の移動先を指導統括官にするよう言われた。内部で協議したところ、絶対だめだと確認し、お断りしたところ、その際に激しく恫喝された。

2016年1月中旬、小学校校長D氏を義務教育課長か那覇教育事務所所長にするよう指示されたが、人事配置の事情から固辞したら、この件でも激しい恫喝を浴びせられた。
* * *
前教育長・諸見里明氏の署名・押印がある文書である。

副知事という肩書を振り回し、やたらと口うるさい幹部である。安慶田氏の振る舞いは、リーダーとして失格であることを浮き彫りにした。

教育の独立は守らなければならない。諸見里明氏の勇気ある行動に敬意を表する。一貫性のない人物が現在、教育長の職にいる。

平敷昭人教育長は、人材を創る教育者たれ! 教育のトップリーダーとしての資質が問われる。教育は人なり。教育は心なり。

沖縄県政は、権力による我田引水の圧力を教育現場に持ち込んではいけない。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:37| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする