2017年01月04日

新春を仰ぐ「琉球王国の栄華」A

新春を仰ぐ「琉球王国の栄華」A
〜首里城で沖縄を考える〜

琉球国王の聖寿を祝い、王国の繁栄を祈る儀式があった。朝之御拝(ちょうぬうぬふぇ)というものだ。琉球王国を知り、戦後の苦難な歴史を思い浮かべ、沖縄の今を考える機会となった。

朝之御拝(ちょうぬうぬふぇ)─念頭に当たり琉球人が国王の聖寿を祝い、琉球王国の繁栄を祝う。沖縄は独立した王国だったのである。

琉球王国には、「大通り(おおとーり)」という儀式がある。国王をはじめ諸臣が順々にお祝い酒「泡盛」の杯を回し飲みし、国王が朝賀に出席して諸臣を祝福したことに感謝する。国王と王子、王孫の繁栄を祈る儀式だ。

観光客に甘酒がふるまわれた。未生に響きがある儀式が続いている。琉球国には光があったことを知る。琉球の新たな世界を知った。

今の沖縄はどうか。米軍基地に苦しみ、悲しみ、途切れのない災厄。見るに耐えぬ人々の不幸がある。琉球王国から忍土・沖縄へ変わった。

首里城で歴史の顕現を見た。沖縄返還とは何であったのか。日本復帰という仮面の下で基地の島・沖縄は忍土の定めか。立ち止まって首里城で琉球の踊りを見て考えた。文化は政治に勝る。外国から、本土からの観光客は首里城に潜んでいる沖縄の文明の姿を見たと思う。そこには遥かなる時の流れがあった。
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2017年01月03日

新春を仰ぐ「琉球王国の栄華」@

新春を仰ぐ「琉球王国の栄華」@
〜首里城で沖縄を考える〜

2017年の幕開けの首里城へ初詣に出かけた。灼熱の太陽がまぶしい。真夏並みの暑さに観光客もびっくりしていた。

首里城の創建は14世紀ごろと言われ、その後1429年に尚巴志(しょうはし)が三山を統一し、琉球王国が成立して以来1879年最期の国王・尚泰が明治政府に城を明け渡すまで約450年にわたって琉球王国の政治・外交・文化の中心地として君臨してきた場所だ。

炎天下の中、外国から、本土からの観光客であふれている。

子之方御拝(にぬふぁうぬふぇ)の儀式があった。この儀式は国王をはじめ王族、それに王国の高官である摂政、三司官から諸役はもとより庶民の愛表まで参列する琉球王国の行事である。厳粛な儀式のなか上下が心をひとつにして新年を仰ぎ、平和・平穏を祈願する儀式だ。

昨年は辺野古移設問題で揺れ動いた年だった。大阪府警から派遣された機動隊員が沖縄県民を土人と呼んだ。辺野古、高江の新基地建設、混乱と悲苦の年だった。戦後72年を迎える忍土・沖縄の姿がある。沖縄の疼き、これが復帰45年を迎える沖縄だ。

目を覆いつくす不条理、国家権力。けれども県民はたくましい根をひとつにする。美しい国・日本というが、沖縄から見れば日本は醜い国家である。

首里城で復帰45年の節目を迎え、過去を問い直し、沖縄の真理を求め、思索する年であることを祈った。

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2017年01月01日

■2017年 新年を迎えて

■2017年 新年を迎えて
〜沖縄の未来は沖縄が決めよう〜

2017年が明けた。今年の干支は酉。丁酉の”丁(ひのと)”は、十干の4番目になり、陰陽五行説では火性の「陰」に割り当てられているという。

どんな年になるだろうか? 昨年は普天間飛行場の辺野古移設で揺れ動いた年だった。権力による新基地建設。県民への土人発言。災厄だった。混乱と悲苦、忍土の蹉跌。それでもあなたがいる。あなたが生きる。沖縄人は歩む。どうして悲しみを避けられないのか。どうして国防で国家の犠牲にならねばならないのか。沖縄に生まれてきたからか。

不条理な国家の顕現に明け暮れた1年が去った。今年は果てしなく明日につながる年でありたい。

干支は酉年・・・日本では「ひのと」(火の弟)とも言われるという説がある。 丁の字は、釘から来ており、「安定する」 という意味があるという。

また酉年の”酉”は、「酒」に関する時に用いられ、収穫した作物から酒を作る、また収穫できる状態である、という意味から「実る」 という意味もあるともいう。

沖縄はどうだろうか? 辺野古新基地が本格化する。不気味な予感がする。丁の「安定する」、酉の「実る」という意味とは真逆で丁(火)と酉(金)は陰陽五行説では相克の関係 になるだろうか。

相克の年? 辺野古で新たな対立・矛盾が予想される。五行(ごぎょう)説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(か)つとされることを五行相克と言うらしい。

火は金を溶かすという。丁の「安定する」、酉の「実る」の意味が打ち消しあう。沖縄を占っているようだ。

2017年は九星気学でいうと”一白水星” が支配する年だという。

一白水星とは、苦労と困難を暗示するという。辺野古の新基地建設は本格化するだろう。見えないところで、沖縄を脅かすことが予想される。

辺野古で、高江で今、何が起こっているのか。目を覆いつくす不条理、国家権力。けれども県民はたくましい根をひとつにする。美しい国・日本というが、沖縄から見れば醜い国家である。

道なき地点に立って辺野古新基地に反対する人々がいる。自治を求めて響働する人々もいる。この根源的な問いかけに耳を傾けたい。沖縄県民は、かけがえのない力を持っている。

2017年、沖縄が平安な年であるよう、托身の祈りをささげよう。沖縄の未来は沖縄が決めよう。沖縄は米国や日本政府のためにあるのではない。沖縄のためにあるのだ。遥かなる願いをかなえる年でありたい。
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