2017年01月01日

■2017年 新年を迎えて

■2017年 新年を迎えて
〜沖縄の未来は沖縄が決めよう〜

2017年が明けた。今年の干支は酉。丁酉の”丁(ひのと)”は、十干の4番目になり、陰陽五行説では火性の「陰」に割り当てられているという。

どんな年になるだろうか? 昨年は普天間飛行場の辺野古移設で揺れ動いた年だった。権力による新基地建設。県民への土人発言。災厄だった。混乱と悲苦、忍土の蹉跌。それでもあなたがいる。あなたが生きる。沖縄人は歩む。どうして悲しみを避けられないのか。どうして国防で国家の犠牲にならねばならないのか。沖縄に生まれてきたからか。

不条理な国家の顕現に明け暮れた1年が去った。今年は果てしなく明日につながる年でありたい。

干支は酉年・・・日本では「ひのと」(火の弟)とも言われるという説がある。 丁の字は、釘から来ており、「安定する」 という意味があるという。

また酉年の”酉”は、「酒」に関する時に用いられ、収穫した作物から酒を作る、また収穫できる状態である、という意味から「実る」 という意味もあるともいう。

沖縄はどうだろうか? 辺野古新基地が本格化する。不気味な予感がする。丁の「安定する」、酉の「実る」という意味とは真逆で丁(火)と酉(金)は陰陽五行説では相克の関係 になるだろうか。

相克の年? 辺野古で新たな対立・矛盾が予想される。五行(ごぎょう)説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木にそれぞれ剋(か)つとされることを五行相克と言うらしい。

火は金を溶かすという。丁の「安定する」、酉の「実る」の意味が打ち消しあう。沖縄を占っているようだ。

2017年は九星気学でいうと”一白水星” が支配する年だという。

一白水星とは、苦労と困難を暗示するという。辺野古の新基地建設は本格化するだろう。見えないところで、沖縄を脅かすことが予想される。

辺野古で、高江で今、何が起こっているのか。目を覆いつくす不条理、国家権力。けれども県民はたくましい根をひとつにする。美しい国・日本というが、沖縄から見れば醜い国家である。

道なき地点に立って辺野古新基地に反対する人々がいる。自治を求めて響働する人々もいる。この根源的な問いかけに耳を傾けたい。沖縄県民は、かけがえのない力を持っている。

2017年、沖縄が平安な年であるよう、托身の祈りをささげよう。沖縄の未来は沖縄が決めよう。沖縄は米国や日本政府のためにあるのではない。沖縄のためにあるのだ。遥かなる願いをかなえる年でありたい。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:03| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

■上間自治会「敬老会」に参加して

■上間自治会「敬老会」に参加して
「人は成熟するにつれて若くなる」

那覇市上間は文化、芸能の宝庫だ。9月25日、上間自治会敬老会があった。70歳になると招待される。もてなしもすごい。定年後のこれからの人生を生きる活力に満ちた地域である。

高齢化社会、長寿社会と言われるが、出席者は青年そのものだ。青年会活動も盛んである。若者から中年、壮年、老人まで一体感がある。伝え聞くところでは、上間は琉球王府から明治40年まで真和志地域の政治の中心地であったという。上間の獅子舞は琉球王府からの伝統らしい。

行事、連帯が熱中し、地域に生きる長寿を保証する。平均寿命も長い。集落は「絆」で結ばれている。獅子舞も有名だ。婦人会の芸能は参加者を魅了する。「高齢新人類」と言えようか、活力がある。ふれあいがある。老人が歌うカラオケはレベルが高い。

最近は県外からの移住者も増えている。老後の異文化の世界と言えようか。とにかく独特の集落である。生き生きとした青年、若々しい婦人会、老人は生きがいに価値観を見だす。はつらつとしたエネルギーは他人にも自然にも優しい。地域の文化かもしれない。

参加者の会話もすがすがしい。老人の長生きの秘訣を聞いた。食事がおいしい(快食)とのことである。くよくよしないともいう。よく眠れる(快眠)をあげていた。快便も健康の秘訣だという。宿便は健康の大敵だという。食事の大切さを知った。

あなたの健康法は? 僕には特別な健康法はない。地域に溶け込む喜びのヒントを見つけた敬老会であった。敬老の日に「老人頭脳」を学んだ。心が癒された。ウチナーグチ(沖縄語)の会話を楽しんだ。第二の人生を楽しむには最高の場所だ。

いかにして人は良く「老いる」か。文豪・ヘルマンヘッセの言葉を思い出した。若いころ、よく読んだが、最近、文豪の書物から遠ざかっていたが、若いころ、東京・神保町の古本屋に通っていたころを思い出した。神保町は貧乏な学生時代、孤独な散歩を楽しんだ場所である。

敬老の日に文豪ヘルマンヘッセの著書を読み直した。人が老いて学ばなければならない知恵がいっぱい詰まっている。「人は成熟するにつれて若くなる」・・・賢者からの贈り物である。ヘルマンヘッセのひとつひとつの言葉の中には確かな響きがある。

夏の終わりだろうか。2階の窓から静寂な秋の風が吹きちぎる。南風原方面の夜景を見ながら「赤ワイン」を飲む。過ぎ去った若いころを思い出すと妙に日が過ぎ去っていく。今日も一日老いていく。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

旧盆「ウンケー」

旧盆「ウンケー」
〜魅力アップの自治会活動〜

8月15日から17日まで、沖縄は旧盆である。15日はウンケー(お迎え)で精霊を迎える盆入りの行事。私は1974年6月23日、手術の失敗で9か月になる次女を失ったが、旧盆行事の精霊のウンケーを迎えることができた。

人間の運命は不思議なもので、生まれて100日記念の日に南部戦跡にいったがその翌年の6月23日、慰霊の日に亡くなった。

当時、私はある病院の医師の処方に疑問を感じ、沖縄タイムスの「茶飲み話」に投稿した。投稿内容は「医は仁術なり」というタイトルで、密室での医療行為は自閉の砦であり、それに触れることはタブーであったと悲しみを抑えることができず、人間の命について書いた。返還直後の沖縄には専門医がいなく、臨床実験的要素が強い脳外科手術であった。

6月23日の「沖縄慰霊に日」と「旧盆のウンケー」は、私にとって人間の「命」を考える日である。

小さい仏壇の掃除をし、位牌を清めた。祖先の仏壇にも手を合わせた。生まれたころの写真を見ると涙が止まらない。小学2年の孫が訪ねてきた。旧暦7月13日は、沖縄は各家庭で「精霊」を迎える日だよ、と説明するとうなずいて聞いていた。

私が住む那覇市の集落は高台にある。毎年、「旧盆のウンケー」はエイサーが行われる。地域の伝統行事として祖先を大切にし、共同体意識が盛り上がる。文化の香りがする集落であり、琉球王国時代から地域独特の芸能、棒術、エイサー等が数百年も続いているという。

私は地域が持つ集落の文化に誇りを持っている。私が住む集落は「文化が自立」しているからだ。沖縄振興一括交付金で、歴史遊歩道が整備されつつある。地域文化を大切にし、若者が元気で盆行事を展開する。住民と伝統文化が融合する。

那覇市内でも活性化のある集落で、地域と人間生活の在り方が色濃く感じられる。主体的な地域の価値が、住む人々の連帯が根付いている。地域の伝統文化の香りがする集落で、魅力アップの自治会活動は住む人々の心を豊かにさせる。 三線と沖縄の唄が天空に響く。文化が地域を盛り上げる。
posted by ゆがふ沖縄 at 00:01| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする